【月にまつわるお話】

小説家・夏目漱石のお話です。

一昔前の千円札の顔であった漱石は、小学校で英語の教師をやっていたことがあります。彼の生徒が「I love you」を「我君を愛す」と訳したのをみた時、漱石は「日本人はそんなことは言わない。月が綺麗ですねとでも訳しておけ」といった逸話が残っています。

この話の真贋はさておき、「I love you」を「我君を愛す」とは「言わない」という奥ゆかしさと言うか、恥じらいと言うか、その辺りの日本人が持ち合わせている気質は、ちょっといいなと思います。

この話を知っている方に「月が綺麗ですね」というと、何かが起こるかもしれません。

 

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